自然公園に地雷訓練場いらない
和歌山・煙樹ヶ浜 住民ら学習会
防衛庁が和歌山県美浜町の煙樹ヶ浜を水際(すいさい)地雷訓練場にしようとしている問題で、「美浜町の自然を守る会」(東原史朗会長)は十日、中央公民館で学習会を開き百数十人が参加しました。
京都平和委員会の片岡明事務局長は「水際地雷は、海岸から軍隊を送り込む上陸用船艇などを阻むためのもの。上陸用船艇をもってるのはアメリカ、ロシア、中国ぐらいで、いわゆる『日本の防衛』には必要ない。自衛隊は今、軍隊に変わろうとしている。水際地雷も、海外で使うための訓練を和歌山でやろうとしているのではないか」と指摘。県立自然公園の豊かな自然を守るためにも運動を広げようとよびかけました。
参加者は「ここで昭和七年、日本軍の大演習があり太平洋戦争につながった」「子どもを遊ばして育ててきたところ。安全で平和に暮らしたい」と訓練場に反対しました。
運動から生まれた「恋人たちの浜(煙樹ヶ浜)が歌われました。 (しんぶん赤旗から)