不屈和歌山日高支部版ブログ【私たちの運動】 ふたたび戦争と暗黒政治をくりかえさないために、治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の制定をもとめる平和・人権・人道の国会請願署名運動など精力的に取り組んでいます。
【不屈和歌山日高支部版ブログ】「不屈日高支部版」の掲載記事や「不屈和歌山県版」への支部会員の投稿記事を中心に掲載しています。
最近の更新は 2021年05月03日 です。
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【日髙支部春の学習会】(第6回国賠カフェ)☕「南紀州を語る」原やすひささんを囲んで 2021.3.14 瀧川支部長から原さんへ出席のお礼を述べた後、この会を計画したいきさつについて報告がありました。 昨年の第3回国賠カフェ (山本長生さんを語る会) で、山本長生さんが50年問題の頃串本へ派遣され地元の漁師さんたちと生活擁護のために活動したことを知り、その頃に小説に出て来る人たちとの接触があったのではと考えたこともその要因だったと述べました。 原さんからは、出版にいたる経過をユーモアたっぷりに聴きました。 19歳の時に民主主義文学同盟に入会し、文学を通して日本の進歩と民主的変革の事業に貢献する生き方をしようと決意していたことを皮切りにその後の歩みを語りました。 出席者からは、「洋子さんの今後が楽しみ」、「モデルは」などの声があり、原さんからは、「洋子のモデルはないが萩原家は自分の家をモデルにしている」など丁寧に応えてくれました。 原さんからは、スピーチ原稿をもらっています。今月号の不屈日高版から掲載します。
2021. 1.09 冬の学習会(第5回国賠カフェ) テーマ 「中国問題について」 橋本さんから尖閣問題について、レジメに沿ってスピーチがあり、感想も交えて討議しました。「元々個人がもっていたのを国有地にしたから中国は怒ってきたのか」「中国は誤解した。領土宣言をしたと捉えた」「日清戦争でぶんどったものではない」「菅直人政権が違法なことをしたのか」「日中漁業協定からすれば、取り締まりはそれぞれの国が行うこととなっている」「尖閣は、無人島で地理的には台湾に近い」「石原(東京)が買おうとしたのには何か魂胆があった」「最後は話し合いによって解決するしかない。中国は、『共同の庭』と言っているからいずれ解決するだろう」…etc「社会をよくしていくのに若い仲間をつくらなあかん」など、少し横道にもそれながら活発に意見を交わしました。最後に瀧川支部長から橋本さんにお礼を述べ、次回の学習会(国賠カフェ)を春に予定していることを報告して閉会しました。
【支部学習会の取り組み紹介】 日高支部は、学習活動として総会を兼ねた学習も含め年間4回(四季ごと)開催する計画を立てています。2018年12月5日に「第1回国賠カフェ」と銘打って沖野岩三郎について学習会を開催しました。それは、深海さんの偲ぶ会の中で沖野岩三郎のことが話題に出て、それを聴いていた鶴田会長が日高支部の総会挨拶で少し立ち入って話されたことを受けて三役で具体化したのでした。 今年は、1月9日に日中友好協会全国理事県連合会理事長の橋本武人さんを迎えて「中国問題について」、3月14日に原やすひささんを囲んで「南紀州を語る」をテーマに学習会を開催しています。 この2つの学習会の様子を紹介します。 第1回国賠カフェ以降の主な学習会 2018.12.05 沖野岩三郎を語る会(第1回国賠カフェ)2019.11.16 歴史認識を深める学習会 日韓問題を中心に2019.8.31 第26回日高支部総会 レッドパージについての学習 杉村さん2020. 1.22 東原さんの聞き取り報告(第2回国賠カフェ) 戦後の混乱期、民医連運動 2020. 7.18 山本長生さんを語る会(第3回国賠カフェ) 戦後の混乱期、部落解放運動2020.10.10 谷口幸男さんを囲む会(第4回国賠カフェ) 第27回日高支部総会 歴史教育、同和教育2021. 1.09 冬の学習会(第5回国賠カフェ) 中国問題 橋本スピーチ2021. 3.14 春の学習会(第6回国賠カフェ) 「南紀州を語る」―原やすひささんを囲んで
【不屈 日高支部版】『灯台』 (146) 瀧川支部長のコラム ▶️3月14日の原やすひさ氏を囲む会では、『南紀州』の出版に至る裏話や、取材で訪れたベトナム・ウクライナのエピソードなど、興味深い話が満載で、日本共産党の国政の候補者に何回も出馬しただけあって、話しぶりもおもしろく、少人数で聞くのはもったいないほどでした。最初は幻冬舎に原稿を持ち込み、映画化の話も出たが、著者負担金が高額で断念したこと、次に持ち込んだ本の泉社では、1000部発行、うち400部を原稿料の代わりに原さんがもらい、残り600部を出版社の責任で売ることになったようです。近く「赤旗」の書籍書評欄でも紹介されるとのこと、2冊目はあと10日ほどで出来あがってくるそうです。▶戦前のたたかいの特徴について、原さんからは、比較的知識人が多かった紀南地方にくらべ、農業地帯の日高地方は、大地主と圧倒的多数の小作人の小作争議が激しくたたかわれたこと、日高地方のたたかいは先行した水平社運動の影響をうけたことなどの指摘がありました。▶衆院選が終わり一段落したら、原やすひさ氏の豊富な話題をもっと大勢のみなさんで共有する機会を作りたいと思いました。(瀧)